2015年(平成27年) 10月31日(土)付紙面より
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鶴岡市と姉妹都市盟約を結ぶ北海道名寄市との交流事業で28日、鶴岡市藤島地域の小中学校など8施設の給食で名寄産「えびす南瓜(かぼちゃ)」を使ったサラダが並び、児童生徒がほくほくのカボチャサラダに舌鼓を打った。
1900年、東栄村(現・藤島地域)から曙地区に入植したのが名寄市の開基とされ、90年に当時の名寄市長と藤島町長が相互に訪問したことをきっかけに交流がスタート。96年に姉妹都市の盟約を結んだ。特産品などの交流を行ってきたが、2007年から給食食材の交流を開始した。
9年目となる今年のメニューは、この秋に収穫した名寄産のえびす南瓜のカボチャサラダ。えびす南瓜はしっとり、ほくほくの食感が特徴でサラダに適しているという。この日は藤島地域の小中学校、保育園、幼稚園、知的障害者作業所の計8施設で約1250食が提供された。
藤島小学校(小杉隆校長)の1年1組では27人の児童がカボチャを味わった。初めに先生が名寄市と姉妹都市盟約を結んだきっかけを説明し、「今日は名物のカボチャを使ったサラダ。よく味わって食べて」と紹介。児童たちは「おいしい」とサラダを頬張っていた。池田彩華ちゃん(7)は「いつもより味が濃くておいしい」と笑顔。11月4日には名寄市内の小中学校など17施設で庄内柿が提供される。