2015年(平成27年) 12月25日(金)付紙面より
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初詣客を迎える準備が進む鶴岡市の荘内神社(石原純一宮司)で23日、巫女(みこ)アルバイトを行う女子高校生らの研修が始まった。ひばかまと白い小袖の巫女装束を着て、参拝客へのあいさつや応対作法を学んだ。
三が日で8万人ほどの参拝客を見込む同神社では今年、高校1年生から大学4年生までの女性30人を臨時の巫女として採用。大みそかの深夜から来年1月15日まで交代で参拝客への対応や縁起物を授ける業務を担う。
研修初日の23日は巫女装束に着替え、最初に拝殿で二礼二拍手一礼をして参拝。参集殿で行われた研修では、神官の石原和香子さんから「スーパーやコンビニとは対応が違います。あいさつは『明けましておめでとうございます』、お守りなどは『○○円お納めください』など丁寧な言葉遣いで」などと説明。早速、縁起物などを前に二手に分かれて対応を身に付けた。
都内から同市に帰省し巫女を務めるという大学2年生の鈴木美里さん(20)は「毎年お正月はお参りに来るので、今年は巫女として神社に携わりたいと思った。1年の始まりに訪れた方が明るい気持ちで新年を迎えられるように頑張りたい」と話していた。