2016年(平成28年) 5月17日(火)付紙面より
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酒田市の「酒田まつり」(本祭り20日)を前に14日、酒田青年会議所(JC、阿部喜明理事長)の「タテヤまつり」が同市の日和山公園で行われ、製作中の立て山鉾(やまぼこ)の周囲で子供たちが酒田囃子(ばやし)体験などで祭りムードを盛り上げた。
同JCの酒田まつり担当「共存共栄みんなの山鉾委員会」(岡部覚委員長)が、5月公開例会として企画した。今月9日から同JCが土台を組んでいる立て山鉾の周辺で、立て山鉾の製作技術を生かした灯籠作り、酒田囃子体験、縁日など4つのコーナーを設けたもの。
このうち酒田囃子体験では、同JC「祭り塾」のメンバーらが指導役となり、子供たちが太鼓、笛、鉦(かね)を体験。青空の下、元気の良い歓声と軽快な鉦の音などを響かせ、公園は祭りムードに包まれた。
そのほか、光丘文庫の田村真一調査員による講演「古典・古文書から紐(ひも)解かれる酒田まつりから山鉾」、子供たちが願い事を書いた札を立て山鉾の頂上部分に納めるセレモニーも行われ
た。