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2016年(平成28年) 4月21日(木)付紙面より

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カラスの勝手は許さない 電柱上の巣を撤去

 東北電力酒田営業所(齊藤豊所長)は19日、酒田市藤塚地内で、電柱上に作られたカラスの巣の撤去作業を報道陣に公開した。ショートなどによる停電を防ぐため毎年、管内の3市町(酒田市、遊佐町、庄内町)でこうした作業を500カ所以上で行うという。

 カラスは毎年4月中旬をピークに、3月中旬―6月上旬に営巣、産卵する。この間、同営業所では協力業者と手分けし、電柱上に作られた巣を見つけるパトロールと撤去作業を週2回ずつ実施。撤去は多い年で1000カ所近く、今年は今月15日までで既に540カ所に上っている。

 この日、藤塚地内の6600ボルトの高圧電流が流れる高さ13・5メートルの電柱では、配電技術サービス課の柿崎敏紀技術長ら3人が高所作業車を使って作業。バケット(籠)に乗った2人は感電を防ぐため、先端にマジックハンドが付いた絶縁棒を使い、電柱頂上部に枝を組んで作られた巣を慎重に撤去した。

 巣は未完成で、卵は入っていなかった。カラスは同じ場所に何度も営巣するため、この場所も今月15日に一度撤去後、数日間で完成近くまで大きくなったものだった。もし産卵後の場合、卵は撤去できるが、ひながかえっていた場合は野鳥保護の観点から手を出せず、巣立ち後に撤去することになるという。

 柿崎技術長は「なるべく産卵前に撤去するよう小まめにパトロールし、住宅街では巣の材料が落ちて周辺を汚さないようにも気を付けている」と話した。

 柿崎技術長によると、東北電力管内の7県のうち、本県はカラスの繁殖に環境が適しているのか、最も営巣が多い。酒田営業所管内では小まめなパトロールと撤去によって、営巣が原因の停電は昨年1件、今年は2件にとどまっている。

 同営業所総務課の鈴木徹さんは「電柱に巣を作っているのを見つけたら、速やかに連絡を」と情報提供を呼び掛けている。連絡先は東北電力コールセンター=フリーダイヤル0120(175)366=へ。

カラスの巣を撤去する東北電力酒田営業所の作業員たち=19日、酒田市藤塚地内
カラスの巣を撤去する東北電力酒田営業所の作業員たち=19日、酒田市藤塚地内


2016年(平成28年) 4月21日(木)付紙面より

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グリーンカーテンに挑戦!!

 夏の暑さ対策に役立つグリーンカーテンを推進しようと20日、鶴岡市役所本庁舎1階市民ホールでゴーヤの種などが無料配布された。栽培を楽しみながら省エネ、地球温暖化防止もできるとあり、朝から多くの市民が行列をつくった。

 グリーンカーテンは、建物の窓辺などにつる性植物をカーテンのように成長させて日差しを遮り、室温の上昇を抑えるもの。体感温度が下がり、エアコンの冷房設定を強めなくても済むなど省エネ効果があるとされる。

 鶴岡市の環境つるおか推進協議会はこうした効果に注目し、2009年度から一般家庭や事業所などを対象に、ゴーヤの種と栽培用ネット(廃漁網)の無料配布を行い、グリーンカーテンの普及に取り組んでいる。

 8年目の今年は、市民の利便性を考慮して配布場所を市役所本庁舎にしたところ、当日は配布前に約80人が行列をつくった。先頭は午前8時すぎに並んだという。同9時に配布が開始され、ゴーヤと朝顔の種、ネットなどのほか栽培マニュアルやゴーヤの料理レシピなどを市民たちが受け取った。同市由良一丁目の主婦(36)は「市内の実家にゴーヤを植える予定。今年は2年ぶりにグリーンカーテンを作る。立派に育ててゴーヤ料理にも挑戦したい。朝顔ももらえたので一緒に植える」と話していた。

 当初、ゴーヤ、朝顔とも種は100袋を配布する予定だったが、同協議会で若干多めに用意。それでも配布開始から20分ほどでゴーヤは全てなくなるほどの人気ぶりだった。担当者は「昨年まで宝田三丁目の市クリーンセンターで配布していたが、並んでも50人程度。場所を移して正解だった」と笑顔で話していた。

大勢の市民が並び、ゴーヤや朝顔の種、栽培用ネットなどを受け取った
大勢の市民が並び、ゴーヤや朝顔の種、栽培用ネットなどを受け取った



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