2016年(平成28年) 7月1日(金)付紙面より
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鶴岡水泳連盟(渡邉久会長)と鶴岡水泳育成協会(五十嵐毅理事長)は29日、リオデジャネイロ五輪に出場する競泳の小関也朱篤選手(24)=鶴岡市出身、羽黒高卒、ミキハウス=へ激励を兼ねた強化費計60万円を贈った。贈呈式は鶴岡市民プールで行われ、米国で高地合宿中の小関選手に代わり、母の琴さん(50)が強化費を受け取った。
小関選手は4月の日本選手権の100メートル平泳ぎ、200メートル平泳ぎで優勝。同大会終了後は五輪派遣標準記録を上回った200メートルと400メートルメドレーリレーの2種目への出場が決まっていたが、日本水泳連盟が6月28日に発表した競泳日本代表のエントリーで、100メートルにも挑戦することが決まった。
贈呈式で渡邉会長と五十嵐理事長がそれぞれ30万円の強化費目録を琴さんに手渡した。渡邉会長は「本当におめでとうございます。日本選手権で五輪出場が決まった時は鳥肌が立った。体調管理を第一に、ベスト記録を出してくれることに期待している」、五十嵐理事長は「小関選手は小さい頃から育成協会前身の鶴岡スイミングクラブで練習し、本人の努力もあってぐんぐんと伸びていった。これからも強い選手を出せるよう私たちも努力したい」とそれぞれ祝福した。
琴さんは「現在、米国で仲間と共に高地合宿で鍛えている。連絡はないが、調子の悪い時しか連絡をよこさないので安心している。夫と一緒に現地でしっかり応援してくる」と謝辞を述べた。