2016年(平成28年) 7月18日(月)付紙面より
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酒田調理師専門学校(齋藤正典校長)の「酒調ランチ」が15日、酒田市幸町二丁目の同校で行われ、学生たちが「集団調理」の授業の一環で近隣住民らの客を迎え、自分たちで考え調理した「夏カレー」などのランチを提供、もてなした。
集団調理は大人数に食事を提供するもので、同校では原則として金曜日、学生と教職員に計80食を提供する実践的な授業を実施。酒調ランチはその延長で昨年度から年2回、近隣住民ら外部の客を迎え、幅広く感想を聞いている。
今回は高度調理技術科(2年制)の2年生23人が5月ごろからメニューを考え、試作を繰り返したものを350円で計50食提供した。ポスターやチラシも自分たちで作って近隣に配るなどPR。当日の調理、接客も担当した。
メニューは、ナスやズッキーニなど夏野菜をふんだんに使った「夏カレー」をはじめ、ゴマと梅肉の2種のドレッシングを用意した「海藻サラダ」、オクラやニンジンなどの「七夕コンソメスープ」、オレンジピールのパウンドケーキなどの「デザート盛り合わせ」の4品。客たちは学生たちが「お待たせしました」と運んできた料理を頬張り、「おいしい」「普通に料金を取ってもいい料理」など大満足の様子だった。
学生の小鷹翔さん(19)は「外部からお客さまを迎えるのは新鮮で、いつも以上に安全面にも気を使った。接客もたくさん練習し、喜んでもらえてうれしい」と話した。2回目は11月ごろに実施予定。