2016年(平成28年) 8月23日(火)付紙面より
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鶴岡お祭りウィークの最後を飾る「おぃやさ祭り」が21日、鶴岡市の山王通り商店街で行われた。「庄内はえや節」の軽快な演奏が響く中、華やかな衣装に身を包んだ踊り手たちが歩行者天国となった商店街で熱い踊りを披露した。
江戸時代から明治初期にかけて盛んだった鶴岡の盆踊り文化の復活を目指し、踊り団体や商店街などでつくる実行委員会(和田力委員長)が8月の山王ナイトバザールに合わせ開催している。12回目の今回は庄内各地の舞踊チームや職場仲間など41団体、約500人が参加した。
この日は昼すぎからプレイベントの路上ステージ自由演舞が行われ、本祭りとなるメーンの流し踊りは夕方から夜にかけて続いた。流し踊りは大旗振りの競演、参加団体全員による「おぃやさ囃子(ばやし)」の総踊りで開幕。商店街の4エリアで各団体が踊りパフォーマンスを繰り広げた。
強い日差しが照り付ける中、踊り手たちはそろいの華やかな衣装に身を包み、三味線やエレキギターなどによる「庄内はえや節」の生演奏に合わせ、額に汗を光らせながら躍動感あふれる踊りを披露した。
今回から観客投票が行われ、上位7団体は午後7時からアンコール演舞に参加。大賞や特別賞などが贈られた。