2016年(平成28年) 8月23日(火)付紙面より
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第26回赤川花火大会が20日、鶴岡市の赤川河川敷で行われた。全国トップクラスの花火師たちによる約1万2000発の花火が夏の夜空を色とりどりに照らし、詰め掛けた大勢の観客を魅了した。
鶴岡青年会議所などで組織する実行委員会が主催。大手旅行会社エイチ・アイ・エス(HIS)がSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)ユーザーらの回答を基にまとめた「2016年、行ってみたい!国内の花火大会ランキング」では全国第2位に輝くなど、全国的にも高い評価を得ている。今大会のテーマは「紬(つむぎ) 心染(そ)む、しあわせ花火」。
午後7時すぎ、カウントダウンとともに壮大なオープニングでスタート。全国各地の花火師が技術を競い合う全国デザイン花火競技会の「割物花火」と「デザイン花火」、物語仕立ての「ドラマチック花火」、市民からの募金を基にした「市民花火」などが次々と打ち上げられた。この日は約30万人(主催者発表)が来場し、夜空を彩る大輪に見とれていた。
エンディングでは、打ち上げ幅700メートルにわたるスーパーワイド花火。視界を埋めるような光の供宴に、観客から大きな歓声と拍手が起こっていた。