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2016年(平成28年) 10月25日(火)付紙面より

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日本一“鶴北サウンド”響く 感謝の歌声1000人を魅了

 第83回NHK全国学校音楽コンクール・高校の部で金賞を受賞した鶴岡北高音楽部の受賞報告演奏会が23日、同校体育館で開かれた。保護者や市民ら約1000人近くが集まり、県勢として36年ぶりに金賞に輝いた日本一の“鶴北サウンド”に耳を傾けた。

 この日は生徒たちが登場すると満場の拍手が送られ、「校歌」でスタート。土田真一校長はあいさつで「当日会場にいたが、会場全体がどよめき震えが起きた。音楽文化が盛んな鶴岡で育まれた生徒たちが全国に羽ばたいた瞬間だった。来年で120周年を迎える本校に新しい歴史。これからも全ての人に希望を与えられる存在に」とあいさつ。課題曲「次元」と自由曲「笑いのコーラスより 贈り物」の2曲を披露。透き通る歌声と心を込めた演奏で会場を魅了した。

 音楽部の仁居玖留美部長(3年)は「今まで練習してきた全てを発揮し金賞を頂けた。毎日悔いのないようにと取り組んできた練習は決して楽な道ではなかった。支えて応援してくれた方に感謝の気持ちを伝えても伝え切れない」とあいさつ。顧問の百瀬敦子教諭は「全国一になるのは本当に簡単なことではない。強豪校の中で、普通の生徒たちが普通の部活をして優勝できたのも奇跡ではなく、合唱を愛する鶴岡の地に育ててもらったと思っている。これからも皆さまに喜んでいただけるよう演奏活動を積み重ねていきたい」と感謝の言葉を述べた。

 最後は竹内まりや作曲「いのちの歌」と「マイウェイ」を歌い上げ、会場からは「ブラボー」の歓声が上がっていた。半世紀前の北高音楽部OGで横浜市から介護のため月1回帰省しているという大原章子さん(68)は「本番のテレビ中継を見ていて涙が止まらなかった。今朝の新聞に報告会の記事が出ていて居ても立ってもいられずに来た。透明感があった。本当に素晴らしかった」と話していた。同校では金賞受賞祝賀会を11月3日に東京第一ホテル鶴岡で開くことにしている。

透き通った歌声を披露した鶴北音楽部のメンバー
透き通った歌声を披露した鶴北音楽部のメンバー



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