2017年(平成29年) 1月15日(日)付紙面より
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本県の友好県省となっている中国黒龍江省のハルビン市から「ハルビン少年芸術文化訪問団」が13日、来庄した。同日は酒田市の山居倉庫で買い物を楽しんだほか、14日は同市のひらたタウンセンターでの国際文化交流会で地元の児童・生徒と芸術・文化の発表を通じて交流した。
友好県省の盟約は1993年に締結された。前年の92年、食肉・外食の平田牧場(本社・酒田市)がハルビンと酒田港を船で結ぶ東方水上シルクロードを開設し、経済交流が始まったのが縁。以来、経済、観光、教育など多面的に交流を進めている。
ハルビン少年芸術文化訪問団は、県が中心になって昨年度に続き招いた。昨年度と同様、55年に設立され中国で最も歴史のある少年学童芸術団体といわれる「ハルビン少年宮」(団員約600人)の児童53人と引率の保護者ら19人の計72人が、仙台経由と新潟経由の2班に分かれて来日。13日夕、山居倉庫で合流した。
山居倉庫では、県や酒田市の関係者らが中国語で熱烈歓迎をアピールする横断幕を掲げ、一人一人にサクランボのブローチや庄内の風景写真のポストカードをプレゼント。県の「もっけだのん」、酒田市の「もしぇのん、あののん」の各マスコットキャラクターが出迎えると、子どもたちは楽しそうに記念撮影していた。
子どもたちは山居倉庫(酒田夢の倶楽)で買い物を楽しんだ後、鶴岡市内のホテルに宿泊。14日はひらたタウンセンターでの国際文化交流会で、踊りや合唱を披露したほか、鶴岡三中合唱部、酒田市の楢橋神代神楽保存会の小中高生による各公演を鑑賞し、芸術文化で交流した。