2017年(平成29年) 2月19日(日)付紙面より
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庄内華道連盟(木村翠葩代表)のいけばな展が18日、鶴岡市の東京第一ホテル鶴岡で始まり、華やかな作品が訪れた人たちを楽しませている。展示は19日午後5時まで。
展示は、庄内一円の華道会員で組織する同連盟が、日頃の精進の成果を発表し、各流派の会員同士の交流を深めようと、2年に1度のペースで開催している。
12回目となる今回は遠州、小原流、古流松應会、草月、龍生派の5流派の会員が、同ホテル2会場に約130点を展示した。1人分の展示スペースを統一し、抽選で展示場所を決めることで流派を超えて作品を楽しむことができる。
会場にはチューリップやボケ、啓翁桜、ユリ、かすみ草、菜の花、スイセンなど春らしい花を生けた作品がずらり。幼児から一般まで幅広い年齢層の会員が出品し、怪獣や動物などの小物を一緒に飾った作品や、大きく大胆に表現したもの、流れるような線の美しい作品など個性が際立ち、訪れた人たちはじっくりと作品を眺めて楽しんでいた。
木村代表は「春を感じながらゆっくりと楽しんでもらえれば」と話していた。