2017年(平成29年) 3月25日(土)付紙面より
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酒田「小さな親切」の会(前田直己会長)は24日、作文集「しんせつ日和」などの図書を酒田市教育委員会を通じ、市内の22小学校・8中学校全校と市立図書館に寄贈した。
同会は1998年、全国組織「『小さな親切』運動本部」の酒田支部として設立。一般市民に呼び掛け毎年春と秋、市内で約500人が参加する大規模な清掃奉仕を行っているほか、プランターや車椅子の贈呈活動などを繰り広げている。
小・中学校、図書館への図書寄贈は設立時から続く恒例の活動。今年は同本部が実施している「作文コンクール」「はがきコンクール」の本年度入賞作品を収めた「しんせつ日和」65冊、「胸が熱くなるいい話」5冊を贈った。
市教委が入る中町庁舎で行われた贈呈式では、大石薫市教育部長らが見守る中、前田会長が「思いやりの心を思い出させてくれる良い本。多くの子どもたちから読んでもらいたい」とあいさつ、村上幸太郎教育長に本を手渡した。村上教育長は「毎年ありがたい。いずれも小さな親切の神髄が感じられる、味わい深い本。今後も子どもたちのために力添えを」とお礼を述べた。