2017年(平成29年) 4月21日(金)付紙面より
ツイート
東北公益文科大学(酒田市、吉村昇学長)の学生が体験したインターンシップの報告会が19日夜、学内で行われた。文部科学省「地(知)の拠点大学による地方創生推進事業」(COC+事業)による山形大大学院の学生1人を含め7人が登壇、学んだことや今後の抱負を語った。
公益大は、学生から▽コミュニケーション能力▽国際感覚▽想像力・企画力▽リーダーシップ―のスキルアップを図ってもらおうと2012年に「地域・大学協働人材育成プログラム」を開始。通常のインターンシップのほか、公益大後援会(会長・上野隆一ウエノ社長)の協力で企業経営者のかばん持ちを体験する「社長インターンシップ」、2カ月に及ぶ「長期学外インターンシップ」をそれぞれスタートさせた。
この日は社長インターンシップ3人を含む体験者7人が報告。このうち今春に公益大を卒業した高橋里佳さん(酒田市役所税務課勤務)は2月13日―3月10日の約1カ月間、「仕事のノウハウを学び、地元に持ち帰りたい」と文部科学省高等教育局専門教育課で就業体験。「会議を傍聴したが、日本の方向性を決める重要なものばかり。政策が決定・実行されていく課程を見ることができた」と成果を述べ、「目的意識を高く持ってアンテナを常に立てていると、チャンスがどんどん目の前に降ってくる。そうすると毎日が充実してくると思う」と後輩に呼び掛け。「これからも学びのサイクルを繰り返し日々、成長したい」と結んだ。
会場には本年度にインターンシップを体験する予定の学生ら約100人が訪れ、熱心に聴講していた。