2017年(平成29年) 4月27日(木)付紙面より
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酒田市は初の試みとして、県内唯一の離島・飛島―酒田間を運航する定期船「とびしま」について、ゴールデンウイーク(4月29日―5月7日)と「海の日」ウイーク(7月14―21日)の両期間、保護者が同伴する場合、子ども(小学生以下)の乗船料を無料にする特別キャンペーンを実施する。両期間中は鳥海山・飛島ジオパークの認定ジオガイドによる「ミニ飛島講座」などで、ジオパークの魅力をアピールする。
特別キャンペーンは、昨年9月に鳥海山・飛島ジオパークが日本ジオパークに認定されたことを受け、飛島の魅力を発信する狙い。本年度の市の当初予算に関連経費75万円を計上している。
通常の往復乗船料は、大人(中学生以上)が4200円、子ども(小学生と幼児)が2100円、乳児(1歳未満)は無料で、幼児(1歳以上で就学前まで)は大人1人につき1人が無料となっている。仮に夫婦と小学生の子ども2人が往復すると、通常は1万2600円かかるが、キャンペーン期間中は8400円になる。
ミニ飛島講座は両キャンペーン期間中の毎日、ジオガイドが船内と、飛島到着時にとびしまマリンプラザ内で飛島のジオスポット(ジオパークとしての見どころ)を紹介する。
また、「飛島ジオツアー」として5月5日と7月17日(海の日)は、ジオガイドが飛島を案内する。時間は両日とも午前10時半―正午、午後1時半―3時の2回。参加は無料で、それぞれ先着20人を受け付ける。5月5日の1回目は既に定員に達したが、2回目はまだ余裕があるという。
運航する市定期航路事業所の後藤重明所長は「多くの家族連れに飛島に足を運び、島の魅力を体感してもらいたい」と定期船の利用を呼び掛けている。
問い合わせは同定期航路事業所=電0234(22)3911=へ。