2017年(平成29年) 5月20日(土)付紙面より
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鶴岡市の常念寺保育園(渡邊成孝園長、園児156人)の植樹祭が19日、同園そばのなかよし広場で行われ、園児たちが祖父母や地域のお年寄りたちと一緒に15種類の野菜の苗植えと種まきをした。
同園が1952(昭和27)年の設立以来力を入れている、命の大切さや尊さを知る保育の一環で、毎年行っている恒例の行事。園児たちは水やりなどの世話を通じて野菜の成長を見守り、収穫や調理まで体験することで生命の尊さに触れている。祖父母や地域のお年寄りたちとの世代間交流の機会にもなっている。
この日の植樹祭には3―5歳児87人と祖父母ら合わせて約120人が参加。なかよし広場の敷地内にある畑に、お年寄りたちから教えてもらいながら、サツマイモやキュウリ、トマト、ピーマン、ナス、スイカなど12種類の苗を植えたほか、ダイコン、ニンジン、青豆の種をまき、小さなじょうろで水を掛けていた。
佐藤心結(みゆ)ちゃん(6)は「サツマイモとピーマンの苗を植えて、青豆の種をまいたよ。大きく、おいしくなるように水をやって育てます」と笑顔で話していた。収穫した野菜は園児たちが調理するなどして食べるほか、秋にはお年寄りを招待して収穫祭を行う予定。