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荘内日報ニュース


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2017年(平成29年) 6月6日(火)付紙面より

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1人5000円キャッシュバック 庄内空港利用振興協7月からキャンペーン

 大きくなった飛行機でお得に旅行! 庄内空港利用振興協議会(会長・丸山至酒田市長)は、観光利用の拡大に向けて、2人以上で庄内空港発着の東京便を利用した場合に1人につき現金5000円をキャッシュバックするキャンペーンを実施する。搭乗対象期間は7月1日(土)から9月30日(土)まで。先着1000人が対象となる。

 同空港では現在、全日空が庄内―羽田間で1日4往復を運航。昨年から座席数166、167席の小型機中心から270人乗りの中型機の導入が進み、昨年の利用実績は8年ぶりに年間37万人を突破。さらに今年の全日空の夏ダイヤでは、夏休み期間を含む7月14日(金)から8月31日(木)まで中型機が全便で運航される計画で提供座席数が大幅に増えている。

 こうしたことを背景に、観光利用の一層の底上げ・拡大に向けた新たな需要喚起を目的に助成事業を企画。昨年の夏季にも同様のキャンペーンを実施しているが、前回はクオカード3000円分だったため、個人の観光旅行者向けの現金によるキャンペーンは初。対象人数も前回の800人から1000人と拡大した。

 助成となるのは、2人以上の同一行程の旅行で、往路で庄内―羽田便、復路で羽田―庄内便を利用。公務やビジネス出張、幼児などの無償搭乗者は含まない。申し込みは搭乗口で発行される「ご搭乗案内」、保安検査場で発行される「保安検査証」、「搭乗証明書」のいずれかを添えて同協議会事務局の県庄内総合支庁3階の総務課連携支援室へ郵送または持参する。受理後、審査の上、代表者の指定口座に助成金を振り込む。申し込みの受付期間は7月3日(月)から10月20日(金)まで。

 申込書となる案内チラシは県のホームページからダウンロードできるほか、管内市町、空港にも設置している。問い合わせは同協議会事務局=電0235(66)5442=へ。


2017年(平成29年) 6月6日(火)付紙面より

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「名物乱藤四郎」を特別展示

 日本名刀展を開催中の鶴岡市の致道博物館で3、4の2日間、短刀銘吉光「名物乱藤四郎」(株式会社ブレストシーブ蔵)が特別展示された。日本刀剣博物技術研究財団理事長で薬学博士の澤口希能氏による特別講演も行われ、県内外から訪れた刀剣ファンでにぎわった。

 同館は8日(木)まで日本名刀展第一部「見どころ学べる!目で観る刀の教科書展?日本刀剣博物技術研究財団管理コレクションより?」を開催中。平安後期から江戸末期までの代表的な刀工による刀剣40点余りを展示している。

 藤四郎の多くは直刃(すぐは)だが短刀銘吉光「名物乱藤四郎」は珍しく乱れ刃であることから名付けられた。会場を訪れた人たちは列をつくって一点一点じっくりと眺めていた。

 3日午後1時から行われた講演会で澤口氏は「藤四郎は当時入手できる最高級の鉄で作られている。質のいい鉄を手に入れる財力や権力がなければ最高級の刀は生まれない」と語った。また、「刀だけでなく他の日本文化にも親しみを持ってほしい。そのための入り口を担当させてもらっている」と全国で展示に協力している理由を語った。

 講演を聴いた菊地梨紗さん(29)=仙台市=は「分かりやすくて面白かった」、乱藤四郎を見に来たという小玉真実さん(24)=秋田市=は「刀紋がなみなみとしていて特徴がよく分かった」と話していた。

 同博物館によると、3日の入館者数は1326人で1日当たりの入館者数としては過去最高という。4日が1102人となり、両日合わせて2428人が来館した。会期初日の4月29日から6月4日までの累計は1万2674人。また、全7回の講演会には計700人が参加し、展覧会場入り口までの待ち時間は最長約2時間となった。

日本刀剣博物技術研究財団理事長で薬学博士の澤口氏が特別講演した
日本刀剣博物技術研究財団理事長で薬学博士の澤口氏が特別講演した


2017年(平成29年) 6月6日(火)付紙面より

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からぐり山車威勢良く

 庄内三大祭りの最後を飾る「大山犬祭り」が5日、鶴岡市の大山地区で繰り広げられた。歌舞伎の人気場面などを題材にした巨大な「からぐり山車」や、化け物にささげられた「仮女房」を中心とした古式ゆかしい行列、昨年から始まった愛犬たちによる「ワンちゃん行列」など総勢約1000人がにぎやかに地区内を練り歩いた。

 犬祭りは同地区に鎮座する椙尾神社の例大祭。昔、住民を苦しめた大ムジナの化け物を「丹波の国のメッケ犬」が退治したという昔話に基づき、300年以上前から続くとされる。上、大山、下の3つの神宿がそれぞれ仮女房を中心にした行列を仕立て、同神社まで地区内をくねる。酒田市の酒田まつり、鶴岡市の天神祭とともに「庄内三大祭り」に数えられる。

 今年の祭り当番となる神宿(頭屋)は、上頭が4組・下興屋(黒坂康雄頭主)、大山頭が第三区・城山町(櫻井修治頭主)、下頭が馬町(菅原清頭主)。からぐり山車は「高館」と「尾浦」の2台で、高館が「国姓爺合戦」、尾浦は「桑名屋徳蔵入船物語」がテーマ。地区の子どもたちが引くミニからぐりは「桃太郎」を題材にした。

 晴天に恵まれたこの日、午前11時半すぎにJR羽前大山駅前を行列が出発し、子どもたちの犬みこし、からぐり山車などの威勢の良い姿が祭り客の目を楽しませた。午後2時ごろからは行列に一般参加のワンちゃん行列も加わり、秋田犬などさまざまな犬種合わせて約20匹が練り歩いた。街角には、からぐりを引く若衆の「そーれ、そーれ」という威勢の良い掛け声が響き渡っていた。

祭り客でにぎわった地区内をからぐり山車が威勢良くくねった
祭り客でにぎわった地区内をからぐり山車が威勢良くくねった



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