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2017年(平成29年) 8月1日(火)付紙面より

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涼風受けパドル操る

 みなとカヤックツーリングが30日、酒田市の酒田本港を発着する約16キロのコースで行われ、市内外から約40人が参加。潮風や川面を渡る涼風を受けながら心地よい汗を流した。

 酒田港の魅力を多くの人に伝えようと、同市のNPO法人「元気王国」(佐藤加奈子理事長)が2013年から毎年実施している。5回目の今年は、本港を出発し酒田北港、豊川、幸福川、新井田川を経て本港に戻るコースを設定した。

 東北地方はもとより、遠くは首都圏からの参加者もおり、きれいに晴れ渡って気温が上昇する中、午前8時に出発。参加者は約3時間にわたって潮風、涼風を浴びながらパドルを操り、「気持ちいい」などと橋で手を振る市民たちに応えていた。

青々とした空の下、パドルを操る参加者=幸福川・新井田川合流点
青々とした空の下、パドルを操る参加者=幸福川・新井田川合流点


2017年(平成29年) 8月1日(火)付紙面より

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水面に映る幽玄の世界

 水上に組んだ野外ステージで国指定重要無形民俗文化財の黒川能を上演する「水焔(すいえん)の能」が29日夜、鶴岡市櫛引総合運動公園で行われ、県内外から訪れた約500人の観客が幽玄の世界を楽しんだ。

 1984年に旧櫛引町誕生30周年記念事業として初めて開催。今年で34回目を迎える。舞台は上下両座が隔年で演じ、今年は上座が演能を担当した。

 この日、午後5時の開演時には汗が流れるほどの蒸し暑さだったものの日が沈むにつれて和らぎ、芝生席に並んだ観客たちはビールを飲むなどして能を楽しんでいた。

 地元の櫛引東小児童による舞囃子(まいばやし)「高砂」に続いて、今回の演目の能「木曽願書(きそがんしょ)」、狂言「瓜盗人(うりぬすびと)」、能「獅子」の3番が演じられた。このうち「瓜盗人」は瓜を盗みに来た盗人が、畑主が化けたかかしとも知らずに罪人や鬼に見立てて演技を楽しみ懲らしめられる物語。鬼が亡者を地獄へ責め落とすまねを演じる瓜盗人が畑主に一喝される場面では、客席のあちこちから笑いと拍手が湧き起こった。

 闇の深まりとともに水上に設けられたかがり火の赤々と燃える炎と舞台を囲む水面が幻想的な雰囲気を演出し、観客たちは水焔の能ならではの雰囲気に浸っていた。

赤々と燃えるかがり火と水面に映る舞が幻想的な雰囲気をつくり出す「水焔の能」
赤々と燃えるかがり火と水面に映る舞が幻想的な雰囲気をつくり出す「水焔の能」



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