2017年(平成29年) 8月17日(木)付紙面より
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鶴岡市に外国青年招致事業(JETプログラム)で国際交流員として着任したミヨ・サラ・ラッシェルさん(24)が16日、榎本政規市長と懇談し、「国際交流員として観光客にフレンドリーな鶴岡市にしたい」と仕事への抱負を語った。
ミヨさんはインバウンド観光の積極的な推進を図るため自治体国際化協会(CLAIR)のJETプログラムを活用し、8月2日に来鶴、国際交流員として着任した。フランスのセクラン市生まれで、中学生の時に偶然日本の演歌を聴いて日本の文化や日本語に興味を持つようになった。トゥールーズ・ジャン・ジョレス大日本学科卒業後、同年9月から早稲田大国際教養学部に交換留学生として1年間留学。2017年7月トゥールーズ・ジャン・ジョレス大日本社会言語学修士課程修了。
懇談ではミヨさんが「鶴岡市の写真を見て景色がきれいだと思って希望した。鶴岡市は訪れる価値があると思うが、観光地の英語の情報が足りないと感じるのでパンフレットの作成など日本語が分からない観光客に魅力を伝えたい」と語った。榎本市長は「ミヨさんの力を十分に発揮して鶴岡の魅力を発信して。パンフレットなど、外国人から見ておかしな所を直してほしい」と激励した。
ミヨさんは市嘱託職員国際交流員としてインバウンド観光事業の企画立案や観光案内所などでの受け入れ環境整備支援、外国語刊行物の編集・翻訳・監修などを行う。雇用期間は来年7月30日までで、2度を限度に更新される。「日本語が分からない観光客に対応する。鶴岡市に来る外国人観光客を増やしたい」と話していた。