2017年(平成29年) 8月22日(火)付紙面より
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鶴岡お祭りウィークの最後を飾る「おぃやさ祭り」が20日、鶴岡市中心地の山王通りで行われた。「庄内はえや節」の軽快な演奏が響く中、昼夜にわたり、華やかな衣装に身を包んだ踊り手たちが歩行者天国となった商店街で熱い踊りを繰り広げた。
江戸時代から明治初期にかけて盛んだった鶴岡の盆踊り文化の復活を目指し、踊り団体や商店街、企業などでつくる実行委員会(和田力委員長)が8月の山王ナイトバザールに合わせて開催している。13回目となる今回は、県外の7チームを含め、庄内各地の踊りチームや職場仲間など子どもから大人まで昼夜の部に計43団体、延べ約450人が出演した。
このうち「夜の舞(ぶ)」には12団体が出演。午後5時からのオープニングでは、「東北・北海道YOSAKOI旗振り連合勇姿会」をゲストに迎え、大きいもので40畳の広さの旗を長いさおを駆使してはためかせる旗振りの妙技を披露。68本の旗を順に持ち上げ波をつくるなど圧巻のパフォーマンスで観客を楽しませた。
引き続き「庄内はえや節」のバンドの生演奏による流し踊りがスタート。直線上の4エリアで各団体がオリジナルの振り付けを披露した。赤や白、黒の衣装に子どもたちも目元を強調したメークでばっちり決め、体全体を使って表現。過ぎ行く夏の涼しさを感じる中で、観客も一緒に盛り上がった。
会場では、観客が踊り子に「美躍シール」を貼って投票する観客投票も行われ、「おぃやさ大賞」には「パワフルグリーン百凜花」が選ばれた。