2017年(平成29年) 9月14日(木)付紙面より
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鶴岡中央高校(伊藤吉樹校長)の生徒と鶴岡サイエンスパークの開発を手掛ける「YAMAGATA DESIGN」(ヤマガタデザイン、山中大介社長)の交流授業が12日、鶴岡市先端研究産業支援センターで開かれ、仕事のやりがいや魅力、将来の悩みについて語り合った。
交流授業は地元の企業について知ってもらうとともに主体的に動くことや自己肯定感の醸成を目指し、地元の魅力や仕事の魅力を感じてもらおうと同校が総合的な学習の時間を使って2015年から実施している。
この日は1年次普通科の生徒112人が参加。山中社長が同社の事業について説明した後、9つの班に分かれてグループトークが行われた。「やりたいことがまとまらない」「都会に行ってみたい」という高校生たちに山中社長は「高校生の段階で進路を考えるのは大変なこと。なりたいものを決めるのは難しいが、どう生きたいのかを考えてみて。誰にありがとうと言われたいのか、そこに仕事があると思う」とアドバイス。生徒たちはメモを取りながら「仕事で大変なことは」「やりがいは」などと質問していた。
将来同社への就職を希望しているという伊藤北斗さん(16)は「鶴岡が好きでサイエンスパークの開発に携わりたい。自分の夢をかなえるために今日の話を生かして頑張る」と話していた。