2017年(平成29年) 10月14日(土)付紙面より
ツイート
文化部に所属する県内高校生の祭典「県高校総合文化祭」庄内大会が13日、酒田、鶴岡両市で開幕。今年は「黄金の風に揺られて実りあれ 文化の穂」をテーマに掲げ15日(日)までの間、合唱や郷土芸能、吹奏楽といった発表、美術・工芸、写真、書道の展示など活動の成果を披露する。
日頃の成果を発表することで高校生の文化活動の活性化、文化を担う人材の育成を狙いに県教育委員会と県高校文化連盟が毎年この時期に県内各地で開催しており、今年で41回目。
初日、酒田市の酒田勤労者体育センターで書道、鶴岡市の鶴岡アートフォーラムと鶴岡南高「鶴翔会館」で美術・工芸、華道、鶴岡市勤労者会館で写真の展示が始まったほか、酒田市の出羽遊心館では酒田西、酒田光陵、酒田南、天真学園の茶道部員が、他校の生徒を呈茶でもてなした。立礼(りゅうれい)の1席目で後見を務めた天真学園茶道部長の桜井摂香さん(18)は席中、「皆さんをお迎えするため、熱い思いで練習を重ねてきました」と。終了後は「緊張したが、滞りなく進めることができて良かった」と話した。
14日午前10時半から酒田市の希望ホールで総合開会式を行い、引き続き合唱、筝曲、弁論、郷土芸能などのステージ発表。酒田勤労者福祉センターで科学・新聞の展示、鶴岡市の庄内藩校致道館では小倉百人一首かるた競技も行われる。展示はいずれも15日まで。