2017年(平成29年) 11月16日(木)付紙面より
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地吹雪による視界不良や雪だまりからドライバーたちを守る防雪柵の建て込み作業が、鶴岡市内の国道で始まった。
防雪柵は、庄内の地吹雪を緩和し、雪だまりを抑制して交通確保の役目を果たす。冬季以外は収納されているが、例年11月上旬からの建て込み作業は冬を迎える庄内の風物詩となっている。
青空が広がった13日午前、鶴岡市矢馳の国道7号では、冠雪した鳥海山を望んだ。国土交通省酒田河川国道事務所から委託を受けた業者の作業員3人は、連続式の鉄製ブラインドを高さ約4メートルの最上部まで引き上げるなどして手際よく作業を進めていた。作業員は「1日で300メートル分ほど進む。結構腕にくる」と話していた。
同事務所が管理する国道7、47、112号の防雪柵は総延長22・8キロ。作業は12月上旬まで続くという。