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2017年(平成29年) 12月8日(金)付紙面より

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海の幸とイベント発信 食の都庄内「冬の三寒四温」

 冬の庄内の魅力を広く内外にアピールする「食の都庄内 冬の三寒四温」観光キャンペーンのキックオフイベントが6日夜、鶴岡市のグランドエル・サンで開かれた。冬の海の幸とイベントをオール庄内で盛り上げていくもので、この日を皮切りに来年3月31日(土)まで展開。天然トラフグや新酒、祭りなど冬季の魅力アップで誘客、活性化につなげる。

 庄内観光コンベンション協会(会長・皆川治鶴岡市長)が初めて企画。冬のおすすめ食材を「庄内三寒」(寒ダラ、寒フグ、寒ズワイガニ)、観光素材を「庄内四温」(温泉、新酒、まつり、ひな)としてPR。12月から3月まで冬のイベントを網羅したチラシを用意し地域一体となった観光振興を図る。

 この日のキックオフイベントには地元関係者をはじめ首都圏の旅行会社、マスコミなど約110人が出席。県庄内総合支庁の小野真哉支庁長は「庄内の多種多様な魅力を多くの方に体感してもらいたい」とあいさつ。「食の都庄内」親善大使の奥田政行シェフのビデオメッセージ、県酒造組合の小関敏彦特別顧問の庄内の酒の魅力についての講話に続き、地酒で乾杯した。

 地元で水揚げされた天然トラフグとマフグのてっさ(刺し身)の食べ比べ、いずれも「食の都庄内」親善大使の太田政宏、土岐正富、古庄浩の3氏によるズワイガニのキッシュやタラのブイヤベース、在来野菜のパプリカソースがけ、若手シェフによるタラの白子のクリーム仕立てスパゲティなど地元の食材をふんだんに使ったメニューが振る舞われ、庄内全18蔵元の地酒コーナーも設けられた。

 都内でPR会社を経営する今野里香さんは「日本酒や庄内産野菜など都内のグルメの人は庄内の存在を知っている。ただ、何かきっかけがないと足を運ぶ機会がない。都内からどのぐらいの距離なのか、交通手段は―など工夫して情報発信したら誘客になると思う」と話していた。

 「食の都庄内 三寒四温」観光キャンペーンの主なイベントは次の通り。

 ▽食の都庄内天然とらふぐキャンペーン(庄内一円の23店舗参加、2月28日まで)▽鶴岡旬御膳「冬のごっつぉめぐり」(鶴岡市内の温泉や民宿、飲食店が参加、1月13日―2月28日)▽庄内DECクラブ・庄内産冬三昧(西洋レストラン18店舗参加、1月1日―2月28日)▽タクシープラン・庄内美酒探訪(タクシーで酒蔵・飲食店を周遊、1月7日―2月28日)

トラフグとマフグのてっさの食べ比べや「食の都庄内」親善大使たちが地元食材を使って腕を振るった料理を楽しむ参加者
トラフグとマフグのてっさの食べ比べや「食の都庄内」親善大使たちが地元食材を使って腕を振るった料理を楽しむ参加者

旬を迎えた庄内の冬のおすすめ食材の一つ、庄内浜の天然トラフグのてっさ
旬を迎えた庄内の冬のおすすめ食材の一つ、庄内浜の天然トラフグのてっさ


2017年(平成29年) 12月8日(金)付紙面より

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公益大生2人が浜田小児童と交流

 東北公益文科大(吉村昇学長)の2年生2人が6日、酒田市の浜田小学校(寺嶋一郎校長)を訪れ、公益に関する授業を展開。5年児童23人に対し、「公益は自分も、相手もうれしいこと。すぐに実践して」と説いた。

 児童・生徒たちから公益的視点を育んでもらうとともに、地域全体で公益活動を支援する土壌の醸成を図ろうと、公益大では2010年から「公益キッズプロジェクト」と銘打ち、「プロジェクト型応用演習」を履修する学生たちが小中学生を対象に公益に関する授業を行っている。

 この日、授業を行ったのは成澤友基さん(24)と佐藤汀さん(19)の2人。佐藤さんは同校出身、成澤さんも同市の若浜小出身という。初めに成澤さん、佐藤さんは「公」「益」という文字が持っている意味を解説し、「公益は『みんなの役に立つこと』。された相手はもちろん、役に立つことをした自分もうれしい。公益は自分も相手もうれしくなることです」と述べた。

 児童たちは6班に分かれて「うれしくなること」を考え、「困っている人を助ける」「整理整頓を心掛ける」「外国人に道案内をする」などと次々と発表した。授業を受けた佐藤ゆき君(11)は「公益の持っている意味が分かった。自分から進んで良いことを実践したい」と。成澤さんは「私たちにとっても良い勉強になった。子どもたちの反応が新鮮。これからも公益について考えてもらえたら」と話した。

児童に対して授業を行う公益大の学生たち
児童に対して授業を行う公益大の学生たち



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