2017年(平成29年) 12月14日(木)付紙面より
ツイート
近年雪不足に悩まされてきた鶴岡市内のスキー場が、まとまった降雪で活気づいている。市内のたらのきだいスキー場は16(土)、17(日)の両日、同スキー場が始まって以来初となるプレオープンを実施するほか、9日から本格営業を開始した湯殿山スキー場は11月末からプレオープンを実施しており、好調な滑り出しとなっている。
市内にあるスキー場は近年、シーズン初めなどの雪不足に苦戦。市内で最も早くオープンする湯殿山スキー場は昨年、8日遅れで営業開始。営業期間が重なるたらのきだいスキー場と羽黒山スキー場では営業日60日間のうち実際に営業できたのがたらのきだいでは47日、羽黒山では40日。三瀬自治会で管理運営する八森山スキー場でも12月中は営業できず、1月下旬ごろから約1カ月間のみの営業にとどまった。
今シーズン、湯殿山は先月25、26の両日に土日限定プレオープンを実施。12月2、3の両日とその後の平日も営業し、当初予定していた9日の本格営業開始を迎えている。
一方、たらのきだいは1979年にスキー場ができて以来初のプレオープンとなる。13日午前現在、圧雪約50センチで、ゲレンデのほぼ全面が滑走可能になる見込み。市の担当者も近年にない降雪に期待を込める。
羽黒山、八森山はプレオープンの予定はないが、いずれも23日(土)の営業開始と同時にスキー客らを迎えられそうだ。
たらのきだいのプレオープンは、16日はナイター(午後5時から同9時)のみで、17日は全日営業(ナイターを含む)。通常料金で実施。問い合わせはスキー場の関連施設「ほのかたらのき代」=電0235(57)4488=へ。