2018年(平成30年) 12月21日(金)付紙面より
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鶴岡市の鶴岡工業高校(阿部進校長)で19日、IT技術者を迎えたドローンのプログラミング教室が行われ、情報通信科2年生39人がそれぞれコンピュータプログラミングしたトイドローン(約20センチ)を教室で飛ばし、「棒倒し」や「簡易宅配」などの課題に挑戦した。
同校でドローンを使った初めての授業。IT関連の第一線で活躍し、人材育成活動にも力を入れているオープンソース・ワークショップ(東京)社長の永原篤さんが講師を務めた。
永原さんは、無人宅配サービスなど超スマート社会で想定されるドローンの活用について紹介した後、基本的なドローンプログラミングを指導。生徒たちは3つの課題が与えられ、それぞれ作成したプログラムで実際にドローンを飛ばした。
大判紙を丸めて立てた棒にドローンを当てて倒す「棒倒し」、三角形に方向転換する「三角飛行」、山形県の市町村地図(200センチ×140センチ)を使った「地図上簡易宅配」の課題を、3台のドローンを使って交代しながら実行。加藤章人さん(16)は、出発地点から上昇、10秒後に100センチ前進し、5秒静止、下降して着陸するように動きの命令や数値を組み立て、見事棒倒しに成功。各動作の間に数秒の待機時間を設けてドローンを安定させるなど、指導されたことを実践していた。「自分でプログラミングして物を動かすのは面白い。ドローンにも興味がある」とゲーム感覚で楽しみながら知識を吸収した。
地図上簡易宅配の課題では、生徒それぞれが“宅配サービス者”となり、「庄内空港を出発点に○×町に宅配」などストーリーと飛行ルートを考え、目的地の市町村に着陸させるプログラミング飛行に挑戦した。
同校情報通信科の齋藤秀志教諭は「生徒たちがドローンの基本的なプログラム作成や操作を身に付け、地域の子どもたちに教えるような学びの在り方につなげていきたい」と話した。
2018年(平成30年) 12月21日(金)付紙面より
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鶴岡市家中新町の致道博物館にある旧鶴岡警察署庁舎(国指定重要文化財)などがライトアップされ、冬の夜に幻想的な姿を浮かび上がらせている。
ライトアップは市観光連盟が、JRグループと地元が連携する大型観光誘客事業「新潟県・庄内エリアデスティネーションキャンペーン(DC)」のプレDC(10―12月)に合わせて実施。
今年6月までに保存修復工事を終えた旧鶴岡警察署庁舎のほか、同博物館内の国指定重要文化財・旧西田川郡役所、同市馬場町の国指定史跡・旧庄内藩校「致道館」の表御門もライトアップされている。致道館は今年が初めて。
点灯時間は博物館が午後4時半から、致道館が同5時からで、どちらも同10時まで。12月31日のみ両施設ともに翌朝7時まで。来年2月27日まで行う。