2018年(平成30年) 1月9日(火)付紙面より
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「成人の日」(8日)を前に7日、鶴岡、酒田、遊佐の3市町でそれぞれ成人式が行われた。対象者は1997(平成9)年4月2日から98(同10)年4月1日生まれ。鶴岡市では市町村合併後初の全域を対象とした式典で、グランドオープンを控えた新文化会館「荘銀タクト鶴岡」で初めての開催。比較的穏やかな天気となり、各会場は振り袖やスーツ姿の新成人たちで華やぎ、大人としての一歩を祝福した。
【鶴岡市】
新成人は男性692人、女性672人の計1364人。新文化会館で行われた式典には男性573人、女性606人が出席。1120席の大ホールは満席となり、小ホールも使用した。
式典を前に市消防団によるはしご乗りとまとい振りの妙技の披露、鶴岡土曜会混声合唱団による記念演奏で祝福。国歌斉唱に続き、皆川治市長が「新成人の皆さんに一つだけお願いしたいことがある。どんな形でもいいので鶴岡のために貢献してほしい。月山や庄内平野、日本海の美しさ、四季折々の郷土食の豊かさなど、生まれ育った皆さんからもっと知ってほしい。その良さを日本各地に世界に伝えてほしい」と式辞。来賓祝辞に続き、新成人を代表して菅原立貴(りゅうき)さん(20)=鶴岡市櫛引地域、会社員=のリードで市民憲章を唱和した。
小学生の男女2人が「未来の鶴岡のために力強く羽ばたいて」とメッセージ。最後に富樫美奈さん(20)=同市三瀬、会社員=が「積極的に地域に貢献していきたい。これからも悩み、迷うことがあると思うが人と人とのつながりを大切に、感謝の気持ちを忘れず、夢や目標の実現を決意する」と誓いの言葉を述べた。
式典終了後は出身中学ごとに記念撮影。埼玉県で大学に通う八渡萌友さん(20)=鶴岡二中出身=は「すてきな大人になりたい。教職に就くのが夢だが地元に戻ってくるかはまだ悩んでいる」、愛知県の会社に就職が決まったという短大2年の佐藤黎さん(19)=鶴岡三中出身=は「今年は社会人になるのでまずは仕事を頑張りたい」と話していた。