2018年(平成30年) 1月14日(日)付紙面より
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鶴岡市消防出初め式が13日、市役所前の県道で行われた。消防団員たちが伝統の纏(まとい)振りや分列行進などを市民に披露し、消防人の心意気を示した。
年頭に当たり、規律統制のある部隊行動を広く公開することで、市民の消防に対する認識や防火への意識を高めるため市消防団(畠山健団長)が毎年この時期に実施。今年は鶴岡第1―4、藤島、羽黒、櫛引、朝日、温海の計9方面隊と女性消防隊など団員約400人、市消防本部(長谷川幸吉消防長)約100人の計約500人が参加した。
この日は、雪が舞う天候の中、市役所前の県道約170メートル区間に団員たちが整列。畠山団長が「市民の安全安心を守るため、団旗の下、消防人としての心意気を示せ」と開始宣言。皆川治鶴岡市長が「地域防災力の中核として消防団員の役割は大きい。市民の生命・財産を守るべく、一層の尽力をお願いする」と訓示した。
引き続き、市消防団纏隊13人による纏振りが披露され、降りしきる雪の中、旗印を巧みに操った。最後に各方面隊の団員と、消防車両による分列行進が繰り広げられ、勇壮な姿を市民に披露。堂々と行進する精鋭たちを市民は頼もしそうに見送っていた。