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2018年(平成30年) 1月19日(金)付紙面より

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寒ざらしでさらにおいしく 「越沢三角そば」湧水に漬け込み

 寒の間、ソバの実を沢水に浸して風味を引き出す「寒ざらしそば」の漬け込み作業が18日、鶴岡市温海地域の越沢集落で行われた。在来作物「越沢三角そば」の実約50キロが水温約9度の湧水の流れにさらされて熟成が進んでいる。5月の連休ごろに同集落の「越沢まやのやかた」で提供される見込み。

 2016年に在来作物と確認された越沢三角そばに付加価値を付けようと、翌年発足した「まやのやかた越沢三角そば生産組合」(野尻善共組合長、組合員9人)が主体となって昨冬から寒ざらしに取り組んでいる。

 今回は全収穫量約500キロ(1キロ当たり約8人前)のうち、約200キロを種まき用で確保。残りの約300キロの6分の1を寒ざらしに。2週間ほど浸した後取り出され、さらに2週間軒先で寒風にさらし、最終的に天日干しする。

 大寒(20日)を前にした18日午前の作業には、小雨模様の中、組合のメンバー3人が参加。摩耶山からの湧水が流れる「高ノ沢」までかんじきで約10分かけて進み、沢へ下りて漬け込み場所を設営。ソバの実が入った網袋が流れないようにしっかりと固定した。大滝由吉自治会長は「昨年から取り組んで、甘味と風味が増すなどと反応もいい。沢から取り出す時は湧水を含んで倍ほどの重さになる。この冷たさがうまみになるんだ」とかじかんだ手を満足そうに温めていた。

在来作物「越沢三角そば」を湧水の流れに漬け込んだ
在来作物「越沢三角そば」を湧水の流れに漬け込んだ


2018年(平成30年) 1月19日(金)付紙面より

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郷土の誇り 札に込めて

 出羽三山神社(宮野直生宮司)伝統の「新春かるた会」が17日、鶴岡市羽黒町手向の同神社社務所大広間で開かれ、地元の羽黒一小(土井浩貴校長、児童49人)の児童が郷土を題材にしたかるたに挑戦。同校は今春に学校統合で閉校となるため羽黒一小としては最後のかるた会となった。

 同神社の社務日誌によると、1950(昭和25)年1月3日に「子供氏子会のかるた会」を開いたのが始まり。外遊びが制限される冬季の児童相互の親睦と仲間意識の向上、郷土理解を深めることを目的にしている。

 使用するかるたは、48(同23)年に当時の鶴岡市公民館が発行した「荘内郷土かるた」と、2003年に当時の羽黒一小の谷口奈美子校長が制作した「出羽三山かるた」の2種。同神社所有の郷土かるたは学校へ貸し出し、冬休みに町内会ごとに子どもたちが練習を積んできた。

 この日は全校児童が参加。学年ごとに車座になり、「読みます」の掛け言葉で真剣な勝負を展開。「流人となって天宥法印新島へ」「須賀の滝心身清める月山の水」「湯殿山大きな岩のご神体」など羽黒っ子にとってはなじみの内容。競技の開始と終了はほら貝が鳴り、本年度に着任した土井校長らは山伏姿で参加し盛り上げた。

 かるたは個人と町内会ごとに集計。3年の太谷充輝君(9)は「2回目の競技の時は最初の方で取れなかったけれど最後に取れて、3年連続の学年で1位。いっぱい練習した」と話していた。

 同神社では地域と協力しながらかるた大会を継続していく予定という。

冬休みの練習の成果を発揮した出羽三山神社恒例の「新春かるた会」
冬休みの練習の成果を発揮した出羽三山神社恒例の「新春かるた会」



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