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2018年(平成30年) 1月20日(土)付紙面より

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斎小6年生 鶴岡音楽祭へ練習に励む

 鶴岡市斎地区ゆかりの「雪の降るまちを」にちなんだ音楽イベント「鶴岡音楽祭」(2月4日)に向けて、斎小学校(碓氷勉校長、児童110人)の6年生たちがミュージックベルの練習に励んでいる。息を合わせて奏でるのは、作曲者が馬そりで鶴岡駅から斎地区へ向かう道中の情景を基に紡いだ冬の名曲「雪の降るまちを」。児童11人によるステージは音楽祭のオープニングを飾る。

 作曲者の中田喜直氏(1923―2000年)は、鶴岡で音楽普及に取り組んでいた菅原喜兵衛氏(1903―98年)との親交をきっかけに斎学園歌を作曲し、この学園歌発表会のため、51年に鶴岡を訪問した。

 鶴岡駅から菅原氏の家まで向かう途中に眺めた雪の夜は、同年、自身が音楽を担当していたラジオドラマ「えり子とともに」の挿入歌として世に出ることになる。歌は尺埋めのため、ドラマ原作者の内村直也氏による作詩に、中田氏が作曲してわずか1日で作られた。人気を博し、後にレコードにもなった。

 音楽祭は1985年から毎年開催。毎回多彩なゲストを招待する中で、99年からは毎年斎小のミュージックベル隊がオープニングを務めている。

 今年斎小では6年生が11人と、同校のミュージックベル隊としては最少人数で、1人当たり2―3個のベルを担当。地域愛や協力心を育みながら昨年11月から週2、3回練習している。本番では一人も欠けられないため健康管理を最優先にしている。

 19日の練習では入場の演出から確認。厳かに音色を響かせながら入場して曲の出だしへとつなぎ、悲しげな調べから次第に明るさを増して展開していく曲調を一層際立たせた。

 小西惇平君(11)と菅原柚君(12)は「全国でも有名な曲。発想の地の地元を誇らしく思う。斎の雪の風景は曲のイメージとぴったりで、中田先生が見た風景と変わらずに今も残っているはず。今年ならではのアレンジもあるので、楽しんでもらいたい」などと話していた。

 音楽祭は荘銀タクト鶴岡で午後1時半開演。前売り券(大人1000円、高校生以下500円)を市役所本庁舎や各地域庁舎、市内の楽器店などで取り扱っている。

 音楽祭の問い合わせは、鶴岡市観光物産課内の「雪の降るまちを」鶴岡冬まつり実行委員会事務局=電0235(25)2111=へ。

鶴岡音楽祭の本番に向けて息を合わせてミュージックベルを練習する児童たち=19日
鶴岡音楽祭の本番に向けて息を合わせてミュージックベルを練習する児童たち=19日



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