2018年(平成30年) 2月6日(火)付紙面より
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県教育委員会が、英語教育推進に向け鶴岡市をモデル地区に指定して進めている「小中高大連携プログラム」の成果発表会が3日、同市の出羽庄内国際村で行われ、研究推進校の7校の担当教員が本年度までの3年間の取り組み内容を報告した。モデル事業は本年度が最終年度となり、県教委などは新年度以降、推進校での取り組み成果を各小中学校に拡大させる考え。
小学5、6年生の英語教科化など2018年度から全面実施される次期学習指導要領を踏まえ、県教委が文部科学省委託の「英語教育強化地域拠点事業」の採択を得て、小学3年から高校3年まで10年間を見通した体系的な英語指導方法の研究と開発を目的に、15年度から3年間にわたるモデル事業を実施している。研究推進は朝暘三、朝暘五、京田、栄の4小学校、鶴岡二中、鶴岡南、鶴岡中央の2高校の計7校。
発表会には各推進校の担当教員や県内外の教員ら約80人が参加した。モデル事業では▽英語を通して自分の気持ちや考えを表現できる▽生まれ育った地域の魅力を英語で発信できる―をテーマに据え、小学校では通常の授業時間に加え15分間の短時間の「モジュール授業」と連携させて取り組みを進めた。
発表では小学校側から英語で楽しむことに重点を置いた各校独自の取り組み、ゲームや英語劇、外国語指導助手(ALT)や英語支援教員らとの交流などの実践例が紹介され、「英語がALTに伝わると感動する児童が多くいた」「高校生を迎えた授業では、英語を話す高校生たちに憧れを持つ姿があった」などの報告があった。
また、鶴岡二中の担当教員は総合学習の時間を使った「特設英語」の授業の取り組みも紹介し、「英語を極力使う授業を行った。3年間の取り組みで、積極的に英語を話そうとする生徒、英語で自分の思いを伝えようとする生徒が増え、意欲が高まってきた。話す、聞く、書く、長文を読み取るといった総合的な英語力の向上が見られる」と報告していた。
小学5、6年生の英語教科化など2018年度から全面実施される次期学習指導要領を踏まえ、県教委が文部科学省委託の「英語教育強化地域拠点事業」の採択を得て、小学3年から高校3年まで10年間を見通した体系的な英語指導方法の研究と開発を目的に、15年度から3年間にわたるモデル事業を実施している。研究推進は朝暘三、朝暘五、京田、栄の4小学校、鶴岡二中、鶴岡南、鶴岡中央の2高校の計7校。
発表会には各推進校の担当教員や県内外の教員ら約80人が参加した。モデル事業では▽英語を通して自分の気持ちや考えを表現できる▽生まれ育った地域の魅力を英語で発信できる―をテーマに据え、小学校では通常の授業時間に加え15分間の短時間の「モジュール授業」と連携させて取り組みを進めた。
発表では小学校側から英語で楽しむことに重点を置いた各校独自の取り組み、ゲームや英語劇、外国語指導助手(ALT)や英語支援教員らとの交流などの実践例が紹介され、「英語がALTに伝わると感動する児童が多くいた」「高校生を迎えた授業では、英語を話す高校生たちに憧れを持つ姿があった」などの報告があった。
また、鶴岡二中の担当教員は総合学習の時間を使った「特設英語」の授業の取り組みも紹介し、「英語を極力使う授業を行った。3年間の取り組みで、積極的に英語を話そうとする生徒、英語で自分の思いを伝えようとする生徒が増え、意欲が高まってきた。話す、聞く、書く、長文を読み取るといった総合的な英語力の向上が見られる」と報告していた。