2018年(平成30年) 2月9日(金)付紙面より
ツイート
酒田市と長年交流している沖縄県今帰仁(なきじん)村の児童たちが、7日から3泊4日の日程で庄内地方を訪れている。8日は鶴岡市の羽黒山スキー場でスキーを体験し、雪国の遊びを楽しんだ。
酒田市と今帰仁村の交流は1978年にスタート。両市村の小学生が交互に訪問し合う交流事業「ふれあい少年の翼」を長年続けており、同村からの訪問は今回で28回目。昨年12月には同市の小学生5、6年生32人が沖縄を訪れて今帰仁村の小学生と交流するなどして見聞を広めた。
今回は、村立今帰仁小学校(玉城洋之校長)の6年生35人と引率者9人が訪問。7日夕方に庄内空港に到着後、酒田市内に宿泊。翌8日は同市のスキークラブ・酒田遊雪会(白畑裕一会長)の指導で羽黒山スキー場を会場に丸一日、スキー教室が行われた。
スキー教室では準備体操から始まり、スキー用具の着脱、坂の上り方や滑り、転び方など基本的な動作を学んだ。この日のゲレンデはパウダースノーで青空ものぞき、絶好のコンディション。今回訪れた児童は雪を見るのも初めての子がほとんどで、「真っ白できれい」と感激していた。慣れないスキー板の扱いに苦戦しながらも、笑顔で楽しんでいた。
澤岻(たくし)光亮君(12)は「スキー場がほんとに一面白くてびっくり。訪問でスキーが一番楽しみだったので、今日は上の方から思いっ切り滑りたい」と話していた。
一行は9日に酒田市立広野小での交流や山居倉庫を見学して同市内で民泊。10日に帰途に就く。