2018年(平成30年) 3月7日(水)付紙面より
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NHK公開セミナー「大河ドラマ『西郷どん』トークショー」が4日、酒田市総合文化センターで開かれた。「西郷どん」に薩摩藩士・有村俊斎(海江田信義)役で出演している俳優・高橋光臣さんと「薩摩ことば」を指導している俳優・迫田孝也さんが庄内地域の印象、ドラマの裏話などを披露、会場を沸かせた。
NHK山形放送局、酒田市などの主催。NHK制作局ドラマ番組部「大河ドラマ『西郷どん』」プロデューサーの藤原敬久さんによると、ドラマに縁のある市町村で同様のトークショーを開催しており、「西郷どん」に関しては酒田が初という。
山形放送局の若林則康アナウンサーの司会で高橋さん、迫田さんがトークを展開。「3回目の庄内」という高橋さんは印象について「風が強い。前回飛行機で来た時は3―4回、着陸を試みたほど」と。初めて庄内地域を訪れた迫田さんは「羽黒山に登ったが、雪の量にびっくり。おいしい食べ物が多い」と話した。
3人はトークショーを前に、「西郷どん」を祭る同市飯森山二丁目の南洲神社を参拝。「南洲翁遺訓」の初版本の存在に驚いたことを明かした上で、鹿児島出身の迫田さんは「(荘内南洲会常務の)阿曽昇さんから案内をしていただいたが、かなり詳しい。『(鹿児島出身なのに)こんなことも知らんのか』と叱られた」と述べ、会場の笑いを誘った。来場した約400人は2人の絶妙な掛け合いに聴き入っていた。
2018年(平成30年) 3月7日(水)付紙面より
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鶴岡市のあつみ小学校(後藤誠校長、児童208人)と地域でつくる「あつみ小学校安全推進協議会」は、危険箇所などを記した「あつみ地域安全マップ」を作製した。2016年4月に温海地域の温海、山戸、福栄、五十川の4小学校が統合した経緯から、旧4校分の様式をそろえて統一したもの。今後、学校との地域座談会などで活用していく。
学校統合で学区が広域となったものの、安全マップの様式が統一されておらず、コピーを重ねて不鮮明になったものもあったことなどから、地域が協力し教育活動の充実を図る地域学校協働本部(会長・忠鉢孝喜第3地区自治会長会代表)の本年度事業として計画。PTAや各地域の生活育成部の協力を得て製作を進めてきた。
完成したマップはB5判、13ページ。赤と黒の2色刷りで、学区内全ての「子ども110番連絡所」の電話番号一覧、地区ごとに危険箇所を書き込んだマップを掲載。危険箇所には「道はばがせまいわりに交通量が多い」「大人の目がとどかない所あり。一人ではあそばない」「山水が流れている。ふたがなく危険」などの注意事項が細かく記されている。
300部作製。児童の全家庭に配布するほか、各自治会などに配布し活用してもらう。後藤校長は「様式が統一されたことで見やすいものとなり、夏休み前の学校との地域懇談会などで有効活用したい。毎年見直し情報を書き加えてより実用的なものに」と話している。