2018年(平成30年) 3月17日(土)付紙面より
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鶴岡市立上郷小学校(松田裕可校長、児童94人)で16日、回収した空き缶などの売却益で購入した車椅子を地区内にあるデイサービスセンター西目へ贈る贈呈式が行われ、児童代表が同施設を運営する「むつみ」の菅井保彦社長に車椅子を贈った。
児童会スポーツ・ボランティア委員会(佐藤遥委員長)が中心となり、児童をはじめ地域などに呼び掛けてアルミ缶とプルタブを回収して定期的に換金。3年間で約3万円が集まり、車椅子を購入した。同校では以前から同ボランティアを実施しており、これまでも同施設に車椅子を寄贈している。
修了式後、体育館で行われた贈呈式で佐藤委員長(12)は「児童、地域が協力して集めた空き缶で買った車椅子を困っているお年寄りのために役立ててほしい」と車椅子を渡した。菅井社長は「3年もかけて一生懸命集めた皆さんの温かい気持ちがこもったものを頂けてうれしく思う。さらに心豊かに元気に育ってください」と謝辞を述べた。