2018年(平成30年) 3月18日(日)付紙面より
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庄内地方の多くの小学校で卒業式が行われた17日、来月から羽黒二小と統合し、「羽黒小」として再出発する羽黒一小(土井浩貴校長、児童49人)では、最後の卒業生となる13人が6年間の思い出と希望を胸に学びやを巣立った。
この日は、庄内5市町の計31校で卒業式があり、4月に鶴岡市の京田小に統合される栄小、藤島小に統合される長沼小でも、それぞれ最後の卒業式が行われた。18日までに全ての小学校で行われる。
羽黒一小の卒業式は午前10時に開式。保護者や在校生、教職員、地域の来賓などの拍手の中、少し大きめの学生服に身を包んだ卒業生が入場。卒業証書授与では、土井校長から受け取った卒業生が「子どもや保護者から愛される保育士になりたい」「安全安心の家を造る大工を目指す」などと将来の夢を力強く発表した。
式辞で土井校長は「皆さん一人一人に誰にも負けない良さがある。他人との比較ではなくマイベストを目指し、高いハードルが立ちはだかっても諦めずに続け、自信を持って自己決定できる人になれるよう、いつまでも応援しています」と卒業生にはなむけの言葉を贈った。
来賓祝辞などの後、「別れの言葉」として卒業生と在校生が保護者や先生、友人、学びやへの感謝の気持ちを呼び掛け合い、「ここにいる49人全員が『月山の高きをめざせ、大東っ子』を忘れずに、頑張っていく。大きな希望を胸に中学校へ旅立ちます。僕たちの誇り羽黒一小さようなら」と発表。全校合唱で涙を拭いながら思いを込めて大きな歌声を響き渡らせた。