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2018年(平成30年) 3月20日(火)付紙面より

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余目酒田道路全線開通

 国土交通省が庄内町廻館―酒田市東町間で整備を進めてきた「国道47号余目酒田道路」12・7キロのうち、南東側約半分に当たる廻館―酒田市新堀間6・8キロが完成し18日午後4時、供用された。2015年11月に供用された北西側の新堀―東町間5・9キロと合わせ、余目酒田道路はこれで全線開通となり、庄内町余目地区の渋滞緩和や、酒田港と内陸、宮城・福島方面との物流、観光の振興など多面的な効果が一層発揮されると期待されている。

 余目酒田道路は、新庄市と酒田市を結ぶ延長約50キロの地域高規格道路「新庄酒田道路」の一部として1999年12月に整備区間に指定され、2004年4月に事業着手、06年11月に着工した。

 庄内町廻館の国道47号から北西に向かい、余目東、余目、新堀の各交差点を経て、最上川を庄内中央大橋(延長685メートル)で越え、小牧、酒田中央、四ツ興野の各交差点を経て国道7号にタッチする。酒田中央では日本海沿岸東北自動車道(日沿道)の酒田中央インターチェンジにアクセスする。設計速度は80キロ、供用は暫定片側1車線。総事業費は588億円。今回供用の廻館―新堀間は、余目地区の中心部を西側に迂回(うかい)する自動車専用道路。

 この日は午後1時から庄内町役場西庁舎で、国土交通省東北地方整備局と県、庄内町、酒田市の4者の主催による開通式典が行われ、地元選出国会議員や庄内・最上両地方選出の県議、市町村長らの来賓、地権者ら約180人が出席した。

 吉村美栄子知事はあいさつで「新庄酒田道路は庄内と内陸を結ぶ大動脈。東北中央自動車道や日沿道などと格子状骨格道路のネットワークを形成し、本県の産業振興や観光、地域間交流を促進し、緊急医療など命の道としても大きな役割を果たす。今回の開通で庄内と最上のアクセスが格段に改善され、酒田港の振興、観光ルート拡大などの効果が発揮されると期待」と述べた。

 原田眞樹庄内町長、津田修一東北地方整備局長のあいさつ、加藤鮎子衆院議員、大沼みずほ参院議員の来賓祝辞などに続き、阿部武敏庄内町観光協会長が「観光振興で高規格道路は重要。新庄酒田道路が早期全線開通し、庄内の交流人口拡大、経済活性化につながると期待」と意見発表。丸山至酒田市長が「新庄酒田道路は日本の国力発展にも貢献する。開通の効果を全国に広げたい」と謝辞を述べた。

 引き続き、庄内町常万の余目東交差点で、吉村知事や関係市町の首長、志田英紀県議会議長、余目一小5年の後藤崇仁君、余目二小の齋藤倖裟さんら10人がテープカットやくす玉開披で開通を祝った。関係者が車両約40台に乗り、余目交差点までパレードした。

 この日は酒田市四ツ興野―東町間で進めていた道路拡幅(片側2車線化)で、残っていた四ツ興野側の約400メートル区間も供用された。

テープカット後、余目交差点から約40台の車両がパレード=18日午後2時15分ごろ
テープカット後、余目交差点から約40台の車両がパレード=18日午後2時15分ごろ



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