2018年(平成30年) 5月13日(日)付紙面より
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酒田市内を歩いて探索する「ぶら探酒田」の本年度第1回が12日、市中町にぎわい健康プラザ前(中町モール)発着のコースで行われた。「ここにあり!商人の町酒田」をテーマに、市民が市観光ガイド協会員の案内で中心部を散策、酒田の魅力を再発見した。
より多くの市民からあらためて酒田の良さを知ってもらおうと、酒田商工会議所が、ガイド協会、湊町さかた探検隊(隊長・温井亨東北公益文科大教授)の協力で2015年度から実施しているウオーキングイベント。4年目となった今年も8月を除く11月まで月1回、第2土曜日に開催。ルートは全て同探検隊員が策定している。
この日は、きれいに晴れ渡り、心地よい風が吹く絶好の探索日和となり、市民ら約150人が参加。中町モール大屋根下の水遊び施設で噴水の上がる様子を見学した後、伊勢両宮社前に立つ名残の松、市道路元標(げんぴょう)など酒田らしい景観を見て回った。
参加者は、ガイド協会員による「伊勢両宮社(中町一丁目)は酒田大火後に移築した。以前は天満宮近くにあったらしい」「道路元標のある箇所には以前、飽海郡役所があった」といった案内に聞き入り、酒田について理解を深めた。齋藤光也さん(64)=同市旭新町=は15年5月の初回から1回も欠かすことなく参加。「18回連続。健康に自信がなかったため、歩きたいと思って毎回参加している」と話した。
次回は6月9日(土)で、テーマは「発見!『新井田川の知られざる事実?!』」。前田製管本社ビル川向かい駐車場を出発し亀ケ崎城跡、山居倉庫、河岸八丁などを歩く。スタートは午前9時。参加費無料で申し込みも不要。受け付けは同8時45分から。問い合わせは酒田商議所内の「ぶら探」事務局=電0234(22)9311=へ。