2018年(平成30年) 5月18日(金)付紙面より
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酒田警察署(増川高広署長)の警察犬防犯パトロールが16日、酒田市の亀ケ崎小学校(大谷智之校長)で行われ、1、2年生の集団下校時、飼い主や指導手に連れられた嘱託警察犬が不審者に目を光らせた。
7日に発生した新潟市の女子児童が殺害され遺体で見つかった事件を受け、子どもたちが犯罪に巻き込まれるのを防止するとともに、保護者の不安を解消しようと、同署が同校の協力で実施。この日は管内に住む警察犬指導手らに連れられた嘱託警察犬4頭が参加した。
同校で行われた出発式では、指導手の阿部良一さん(同市)が嘱託警察犬について解説し訓練を披露。その後、1、2年生154人は4方面に分かれ、指導手、飼い主に連れられた警察犬、署員と一斉集団下校。児童たちは間近で見る警察犬に「かっこいい」「かわいい」と歓声を上げていた。
同署の本間邦夫地域交通官は「新潟市の事件で不安が高まっているため、急きょ企画した。『イカのおすし』の約束、交通ルールをしっかり守り、事件・事故に巻き込まれることのないよう気を付けてもらいたい」と話した。