2018年(平成30年) 5月18日(金)付紙面より
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職業体験イベント「WAKU WAKU WORK2018」が16、17の両日、鶴岡市立鶴岡第一中学校で開かれ、2年生195人が若手自営業者や企業担当者と交流しながら、地元にあるさまざまな仕事を体験した。
庄内地方の若手自営業者らがつくる一般社団法人「あきんどなまか」主催、県庄内総合支庁が共催。若者の地元定着や進学後のUターン促進などを狙いに、地元にある仕事の魅力を知ってもらおうと2013年から高校生を対象に開催。今回、中学校では初めて行った。
鶴一中の体育館や駐車場スペースを会場に美容、介護、パティシエ、自動車整備、消防、コピーライターなど20種のブースを設けた。2年生は10人ほどのグループごとに各ブース50分ずつ、2日間で計4ブースを巡り、“職業人”と対話しながらさまざまな仕事の一端に触れた。
このうち生花店「Sun Lips」のブースでは花屋の日常的な仕事とブーケ作りなどを体験。オーナーの五十嵐綾さんがベニバナやブルーベリーなどの枝物の根元をハンマーでたたいて砕き、バーナーで焼き付けて水揚げを促進するショック法を実践。「花屋の仕事は花束やフラワーアレンジを作るだけでなく、仕入れ品の水揚げの仕事が大半」などと説明した。女子生徒たちは驚きで目を丸くしながら作業を体験。大場来夏さん(13)は「花屋さんはかわいいイメージだけど、ハンマーでたたいてあぶって、衝撃的だった。こうした仕事もあることを知ることができ良かった」と感想。その後のブーケ作りも楽しそうに取り組み、かわいい作品を仕上げていた。