2018年(平成30年) 5月23日(水)付紙面より
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県内の小学校を対象にした交通安全の折り鶴リレーは10年前から実施。日本善行会山形支部の会員と山形市立鈴川小の子どもたちが折ったものが、4月の春の交通安全県民運動出発式の際に同支部から同協議会に贈られ、5月から1年間かけて26小学校をリレーする。
この日は、庄内・最上地域のリレーの出発に合わせ、スタート校となる京田小で折り鶴の伝達式が行われた。体育館で全校児童が出席し、同協議会事務局長の渡部浩司県地域安全対策主幹から6年生の太田日和莉さん(11)に折り鶴とランドセルなどに付ける反射材などの啓発物品が手渡された。
京田小は約8年半、3179日間にわたって児童の交通事故がないという。伝達式で児童代表の6年生、小野凌誠君(11)は「3100日を超える期間、交通事故がなく、先輩たちの伝統を受け継ぎ、これからも交通安全に気を付けます」と決意を述べ、渡部主幹が「小学生の事故は下校時に多い。交通ルールを守って生活し、おじいちゃん、おばあちゃんにも事故に気を付けてと声を掛けてください」と呼び掛けた。
折り鶴は今月いっぱい校内に展示して交通事故防止への注意を促す。6月以降は庄内地域の押切、若浜、遊佐、余目四の各小学校をリレーした後、最上地域の小学校に引き継がれる。