2018年(平成30年) 5月27日(日)付紙面より
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鶴岡市の奇祭「天神祭」のパレードが25日、同市中心街で行われ、小学生の踊りフェスティバルや大絵馬が華やかにパレードする中、編みがさに長じゅばん姿の「化けもの」が見物客に酒や飲み物を振る舞った。
菅原道真公を祭る鶴岡天満宮の例祭で、化けもの祭りともいわれる。パレードは約2500人が参加。時代絵巻の菅原道真公行列や鶴岡天満宮の神輿(みこし)、手踊りなどの「天神はんくねり」と、子ども神輿や大絵馬、踊りフェスティバルなどの「にぎわい天神パレード」の2コースで行われた。それぞれ午後2時に出発し、市役所前通りで合流した。
羽黒高校美術部がデザインした高さ4メートルの絵馬型山車が先頭を飾り、菅原生さん(55)=鶴岡市大西町、会社役員=が扮(ふん)した菅原道真公一行や、6小学校の児童たちによる踊りフェスティバルが続き、パレードは最高潮に。児童たちの躍動感あふれるパフォーマンスに沿道の見物客から大きな声援と拍手が送られていた。
祭りの主役「化けもの」は親子連れや行楽客ら800人が扮し、パレード会場に繰り出した。子どもの化けものに飲み物をつがれた見物客は「めっこいのー。ありがどの」と笑顔になっていた。