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2018年(平成30年) 6月6日(水)付け紙面より

能や茶道、琵琶を身近に

 公益財団法人「庄内能楽館」(酒田市浜松町、池田宏理事長)が主催した「室町文化体験ツアー」が4日、同市の庄内能楽館で開かれ、庄内地域一円から20人余が参加。茶道、琵琶、能と室町時代に盛んになった文化を堪能した。

 庄内能楽館は1976年の設立。仕舞や囃子(はやし)、謡の教室を随時開講しているほか、隣接する資料館では能や茶道に関する資料を展示している。多くの人から能楽館に親しんでもらおうと、一昨年から同ツアーを企画しており、今年は▽能楽館所蔵の茶わんで楽しむ茶席▽庄内文化賞受賞者・市川石水さん(鶴岡市)による琵琶演奏▽能舞台での能楽体験―と室町時代に花開いた伝統文化を体験した。

 能楽体験では、宝生流シテ方能楽師の當山淳司さん、辰巳大二郎さん、金野泰大さんが講師となり、参加者は仕舞と謡、囃子を学んだ。このうち仕舞では能における喜怒哀楽を体験。辰巳さんから「涙を手で受け止めるしぐさで悲しみを表現。ゆっくりやることでより深い悲しみを表す」「じだんだを踏むのが怒り。強弱を付けて」と指導を受けた参加者は、面(おもて)を着けて能舞台で成果を披露した。

 最後は當山さんが衣装や面を着け、「猩猩(しょうじょう)」を披露。参加者は日本古来の文化を堪能した。池田理事長は「このような機会を通し、これからも能楽の魅力を伝えていきたい」と話した。

面を着けて仕舞を体験する参加者たち
面を着けて仕舞を体験する参加者たち



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