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2018年(平成30年) 6月24日(日)付紙面より

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東京五輪・パラリンピックホストタウン酒田市へ NZ2選手が表敬訪問

 2020年東京五輪・パラリンピックで酒田市がホストタウンになっているニュージーランド(NZ)から、トライアスロンの若手選手2人が同市を訪れ22日、市役所を表敬訪問した。24日に同市で開かれる「みなと酒田トライアスロン」(おしんレース)をはじめ、来月初旬まで同市を拠点に国内に滞在し、トライアスロンの3大会を転戦する“武者修行”に挑む。

 訪れたのは、大学生で昨年のジュニア世界大会NZ代表のヤヌス・スターフンバーグさん(19)と、高校生で同国高校チャンピオンのルーベン・トンプソンさん(17)の男子選手2人。市がNZトライアスロンナショナルチームの要請に基づいて本年度に創設したスカラシップ(奨学金)制度を利用した初の訪問で、市が海外渡航費と国内滞在費の半分程度を、1人当たり30万円を上限に支給する。

 2人は21日に成田、羽田経由で庄内入り。酒田市の東北公益文科大の講師宿泊棟で自炊しながら、24日のおしんレース、みやぎ国際トライアスロン仙台ベイ七ケ浜(来月1日、仙台市)、サンポート高松トライアスロン(同7日、香川県高松市)の3試合を転戦する。「自立した選手を育成する」というNZ側の狙いで、国内の移動や宿泊手続きなどは2人が自分たちで行う。

 2人は22日午前11時半ごろ、市役所を訪れ、大勢の職員の拍手に出迎えられた。市長応接室で、丸山至市長が2人に奨学金の目録とポロシャツなど記念品を贈り、「2人を招くことができて光栄。日本の大会で好成績を収め、故郷に錦を飾ってほしい。この交流の絆で、さらにNZとの交流が深まることに期待」と歓迎のあいさつを述べた。

 スターフンバーグさんは「手厚い歓迎に驚き、感謝している。もっと酒田のことを知り、多くの人と出会いたい。日本の文化に触れ、母国ではできない新しい体験をするのが楽しみ」、トンプソンさんは「素晴らしい機会を与えてもらい感謝。調子が良いので、日本の大会で良い結果を出せるように頑張る。酒田は緑が多く、道路もきれいでとてもクール(かっこいい)」と話した。

 2人は22日夕、滞在中にサポートする公益大生たちとの交流会に参加。来月3日は市内の高校生との交流会も計画されている。

 同市は2016年12月、内閣府のホストタウンに、NZ(競技・トライアスロン)を相手国として登録された。事前キャンプ誘致に向けて昨年10月、同国のトライアスロンナショナルチームの強化部長らを招いた際、スカラシップ制度の創設を提案された。それを受け、丸山市長と同チームのクレア・ビードCEO(最高経営責任者)は今月11日付で、▽酒田市はNZ若手選手の支援に向けスカラシップ制度を設ける▽NZトライアスロンチームは同市を事前キャンプ地として検討する―という交流の基本合意を締結している。

丸山市長からポロシャツなど記念品を贈られるスターフンバーグさん(左)とトンプソンさん(中央)
丸山市長からポロシャツなど記念品を贈られるスターフンバーグさん(左)とトンプソンさん(中央)



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