2018年(平成30年) 8月3日(金)付紙面より
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県内各地の小学生がごみ拾いや分別による実態調査を行い、海や川の環境を考える「YAMAGATA海・川ごみバスターズ」は3日目の1日、戸沢村の最上川下流でいかだによる川下りやごみ拾いなどの活動を行った。
今回は山形市、酒田市、鶴岡市、庄内町、戸沢村の5市町村から小学4―6年生14人が参加。戸沢藩船番所で行われた開会式でスタッフ紹介や軽い運動を行った後、4―5人ずつ3班に分かれて班長を決定。最上峡芭蕉ライン観光運航管理者の鈴木博也さんにオールの動かし方やいかだが岩にぶつかった際の注意を受けた後、いかだに乗り込んだ。
この日は川の水量が少ない上、向かい風が吹くあいにくのコンディション。子どもたちは一人1本オールを持ち、「いち、に、いち、に」と声を掛け合いながら懸命に約6キロ下流にあるふるさと村河川敷を目指した。途中、中州で上陸し、ごみ拾い。周辺にはビニール袋やお菓子の袋などの食品容器、プラスチックの破片など小さなごみが目立ち、子どもたちが「こっちにあるよ」「空き缶見つけた」などと声を上げ、協力しながら拾い集めた。
ふるさと村で昼食を取った後、集めたごみの分別作業をしながら種類や数を調査、報告した。
肥料袋がどうして川に
佐藤翼君(9)=宮野浦小4年 川下りは思った以上に疲れたけど川がきれいで楽しかった。肥料袋がたくさんあって、使っている時は人がそばにいるはずなのにどうして川のごみになったのか気になった。自分はごみを捨てないようにしたい。