2018年(平成30年) 8月8日(水)付紙面より
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県内各地の小学生がごみ拾いや分別調査を行い、海の環境を考える「YAMAGATA海・川ごみバスターズ」は3、4の2日間、これまでの活動の集大成として飛島で調査を行った。
今回はこれまで最上川上流の長井、中流の寒河江、下流の戸沢で活動した小学4―6年生のうち12人が参加した。
初日の3日は午前9時に酒田港を出発し、同10時15分ごろ勝浦港に到着。遊漁船クルーズで飛島の西方約1キロに位置する御積島(おしゃくじま)を見学したり、勝浦港を一望できるビュースポットの舘岩を上ったり、海水浴をしたりと島を楽しんだ。
2日目は午前8時半ごろから島東側にある「ホボゲの浜」でごみ拾い。約30分かけて海岸約50メートルに漂着したごみを拾い集めた。海岸にはハングルが書かれたお菓子の袋や漁に使う網、浮き、ペットボトルなどが散乱。子どもたちは軍手を付けて一つ一つ拾い上げ、「ペットボトルが多いね」「外国語のごみもある」と話しながらごみ袋へ集めた。その後集めたごみをブルーシートの上に広げて班ごとに種類と数を確認、記録した。
旅館に戻った後は紙芝居などを通して海ごみが自然に与える影響などを学習。子どもたちは班に分かれて川ごみとの違いやごみを減らす方法などについて話し合い、発表した。(11日付にダイジェスト版を掲載予定)
学んだことをいろんな人に
柿崎美乃さん(11)=宮野浦小5年 漁船から見た飛島の海はエメラルドグリーンで、深い所まで見えてきれいだと思ったけど、浜辺に行くとごみがたくさんあった。川や海に直接捨てるだけでなく、ごみをポイ捨てすることが海のごみにつながると思う。自分が大人になった時もきれいな海を保てるように今回学んだことをいろんな人に伝えたい。