文字サイズ変更



  • プリント用表示
  • 通常画面表示

荘内日報ニュース


日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ
  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る

2018年(平成30年) 9月27日(木)付紙面より

ツイート

ロケットストーブ10基寄贈

 環境設備工事・保守の「メカニック」(本社・酒田市、佐藤優社長)は、業務で出るオイル缶をリサイクルして製作した「ロケットストーブ」10基を酒田市に寄贈した。今年3月に続き2回目で、災害時の炊き出し用に市内のコミュニティセンターに配布される。

 ロケットストーブは、J(L)字型の燃焼管を基本構造とし、管内でまきなどを燃やすと上昇気流が発生し横向きの管から自動的に吸気されるため、少ない燃料で効率良く煮炊きできる。東日本大震災後、「エコストーブ」として注目され、全国で災害時用などとして広まりつつある。

 メカニックでは、モーターオイルの缶(直径30センチ、高さ36センチ、容量20リットル)をリサイクルして製品化。今年3月には10基を市に寄贈し、松原、港南各コミュニティ防災センターなど市内のコミセン10カ所に配布された。2020年度まで年10基程度ずつ、全36コミセンに行き渡るよう寄贈を続ける方針だ。

 この日は佐藤社長が大場幸治総務部長と共に市役所を訪れ、矢口明子副市長に本年度分10基の目録を贈った。佐藤社長は「先の北海道胆振東部地震では、何件かの問い合わせがあった。災害はいつ起きるか分からないので、有効に活用してほしい」と話した。矢口副市長は「今の時代、必要なもので、感謝」、桐澤聡市民部長は「最近は災害時の暑さ対策が注目されているが、酒田では冬場の寒さ対策も重要。これで温かい食べ物を作れるのは良い」などと話した。

 市では今後、配布先を決める。有事にスムーズに使えるよう、普段から芋煮会など地域イベントで使うことを推奨していくという。メカニックは今月30日、亀ケ崎小学校で行われる市総合防災訓練でロケットストーブの燃焼デモンストレーションを行う予定。

メカニックのロケットストーブ=今年3月寄贈時の燃焼実演より
メカニックのロケットストーブ=今年3月寄贈時の燃焼実演より



日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ

記事の検索

■ 発行月による検索
年  月 

※年・月を指定し移動ボタンをクリックしてください。
※2005年4月分より検索可能です。

 
■ キーワードによる検索
   

※お探しのキーワードを入力し「検索」ボタンをクリックしてください。
※複数のキーワードを指定する場合は半角スペースを空けてください。

  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る
ページの先頭へ

Loading news. please wait...

株式会社 荘内日報社   本社:〒997-0035 山形県鶴岡市馬場町8-29  (私書箱専用〒997-8691) TEL 0235-22-1480
System construction by S-Field