2018年(平成30年) 10月2日(火)付紙面より
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第71回赤い羽根共同募金が始まった1日、酒田市の庄内空港ビルで厚生労働大臣のメッセージの伝達式が行われ、ANA(全日本空輸)のスタッフが地元自治体や県共同募金会の関係者に赤い羽根とともに伝達し、募金運動への理解と支援を要請した。
赤い羽根共同募金は戦後間もない1947年、国民の善意を社会福祉に生かす「国民たすけあい運動」として始まり、以来毎年10―12月に全国で実施されている。ANAはその機運醸成の一翼を担おうと62年から、就航している全国の空港周辺地域で運動の啓発に協力している。
この日、庄内空港ビル2階のロビーで行われた伝達式では、ANAグランドスタッフの工藤久奈さんが「住民が相互に支え合う地域づくりに貢献してきた赤い羽根共同募金運動が、今後も力強く展開されることを願う」という加藤勝信厚生労働大臣のメッセージを読み上げ、県庄内総合支庁の沼澤好徳支庁長、遊佐町の時田博機町長に伝達。また、斎藤十朗中央共同募金会長のメッセージを県共同募金会の池野勇男会長、同遊佐町共同募金委員会の堀田堅志会長(同町社会福祉協議会長)に伝達し、この4人の襟元に、同募金を象徴する赤い羽根を着けた。
工藤さんはその後、遊佐町菅里の道の駅「鳥海 ふらっと」で来場者に募金を呼び掛けた。