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荘内日報ニュース


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2018年(平成30年) 10月8日(月)付紙面より

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台風25号 暴風で落果や倒木被害 停電、交通への影響も

 大型の台風25号は7日、温帯低気圧に変わりながら日本海の東北・北海道沖を通過した。庄内地方は同日未明から日中にかけて断続的な雨を伴いながら全域で暴風が吹き荒れた。最大瞬間風速は酒田市浜中で33・4メートル、飛島で38・4メートル、鶴岡市鼠ケ関で26・2メートルを記録。倒木や停電、民家のトタン屋根が剥がれるなどの被害が相次ぎ、収穫を間近に控えた果樹の落果被害が見られた。交通機関は同日午前中を中心に乱れた。8日にかけて高波が次第に収まり、天候は回復する見込み。

 山形地方気象台によると、7日未明に酒田で最大瞬間風速31・2メートル、鶴岡で21・6メートルを記録し、市街地でも20―30メートル超の暴風が吹いた。

 酒田市危機管理課によると、同市東中の口町とみずほ通りで街路樹が倒木。民家のトタン屋根が剥がれる通報が数件あり、消防が出動しシート張りをするなど対応した。電柱から火花が出ているという通報も数件あった。飛島では駐輪場の屋根が吹き飛んだ。

 鶴岡市防災安全課によると7日午前9時現在で、トタン屋根やソーラーパネルの破損など民家の損壊被害が11件あった。このうち同市羽黒町三ツ橋では飛来したトタンで民家の窓ガラスが割れ、片付けをした際に女性が指にけがをした。道形町では剥がれたトタンで男性が手などにけがをした。大寶館前ではヤナギが倒木し堀に落下。宝田一丁目の駐車場でも倒木があり一時、車両が動けなくなった。鶴岡銀座通りのアーケードの屋根も一部破損した。

 倒木による断線などで庄内町と酒田市で計1563戸が停電した。

 庄内空港は7日朝の東京発第1便(393便)と折り返しの庄内発第1便(394便)の2便を欠航した。JR羽越本線は秋田駅―酒田駅間を始発から運休し、同日午前10時に運転を再開。鶴岡市の海岸線道路は高波の影響で一部通行止めとなった。

 鶴岡市櫛引地域の果樹園地帯では、収穫を控えたリンゴの落果被害などがあった。7日午前、同市三千刈のリンゴ園の様子を見回りに来た農業女性(78)は「全体の半分以上はこれからの収穫。台風を前に早生は大部分収穫しておいたが、11月に収穫するメーンのフジが今落ちてしまってはどうしようもない」と肩を落としていた。

リンゴの落果被害があった櫛引地域の果樹園=7日午前9時ごろ、鶴岡市三千刈(上)強風で鶴岡公園の大寶館前のヤナギが倒木し堀に落下=7日午前8時40分ごろ
リンゴの落果被害があった櫛引地域の果樹園=7日午前9時ごろ、鶴岡市三千刈(上)強風で鶴岡公園の大寶館前のヤナギが倒木し堀に落下=7日午前8時40分ごろ



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