2018年(平成30年) 10月21日(日)付紙面より
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酒田市八幡総合支所は20日、鳥海山(標高2236メートル)の今季の初冠雪を観測したと発表した。昨年より16日、平年より9日それぞれ遅い観測となった。
酒田測候所が無人化された2009年10月以降、平場の同市観音寺にある八幡総合支所から職員が目視で観測し、発表している。この日は午前8時20分ごろ、雲間から山頂近くの外輪山周辺が、うっすらと白く冠雪しているのを観測した。
県山岳連盟事務局長でもある同支所建設産業課(観光担当)の池田久浩さんは「前日に雨が降り、上空に寒気が入り込むと初冠雪になりやすい。ここ数日は比較的暖かい日が続き、寒気もそれほど強くなく、まだ降らないかと思っていたので、意外だった」と話した。知人が遊佐町側から、山頂の新山も真っ白になっているのを確認したという。
気温が上がると山頂付近は雲に覆われるため、雪は午前8時半ごろには見えなくなったが、21日朝にはまた見えるかもしれないという。