2018年(平成30年) 11月7日(水)付紙面より
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鶴岡市の「ポムドテール」オーナーシェフの有坂公寿さん(36)と同市の「庄内ざっこ」料理人の齋藤翔太さん(35)が6日、鶴岡市を表敬訪問し、山口朗副市長に、11―13日にスペイン・バレンシア州で開催される食フォーラム「Gastoronoma」(ガストロノーマ)で料理を提供することを報告した。
本年度創設した鶴岡市料理人研修派遣制度を活用。世界のユネスコ創造都市などから交流やイベントへの招待があった場合、市内の料理人を派遣し、海外シェフとの交流を通じて知識・技術の向上を図ることが狙い。同制度の活用は2例目となる。
ガストロノーマでは11、13の両日料理を披露する。提供する料理は有坂さんと齋藤さんが考案した「鶴岡産新米つや姫とフォアグラのかつおだし茶漬け」。土鍋で炊いた新米のつや姫に、照り焼きしたフォアグラを載せた料理で、かつおだしをかけたりトッピングした「しょうゆの実」を溶かしたりと3つの味の変化を楽しむことができる。
山口副市長は「市の代表として腕前を披露して。鶴岡をPRする料理人として頼もしく思う。活躍を期待する」と2人を激励。有坂さんは「庄内にはおいしいコメやそれに合う豊富な食べ物がある。鶴岡・庄内に来ないと食べられない味で魅力をPRしたい」、齋藤さんは「バレンシアも米文化だが、使い方はまったく違う。炊きたての食感、コメ本来のおいしさ、だしのうま味など日本の味を伝えたい」とそれぞれ話していた。