2018年(平成30年) 11月17日(土)付紙面より
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まちづくり会社・ヤマガタデザイン(鶴岡市、山中大介社長)と東北芸術工科大(山形市、中山ダイスケ学長)は15日、アートやデザインに関わる人材や知的財産の交流を通じて事業の効率化や教育力の向上を目的とした連携協定を締結した。同社でのワークショップや学生のインターンシップ受け入れなどを進め、地域活性化を目指す。
ヤマガタデザインが運営する児童遊戯施設「キッズドームソライ」で、芸工大がワークショップのノウハウを提供したり、工作や創造力を育むためのオリジナル設計図を提案したりする。同社が運営する「ショウナイホテルスイデンテラス」には、学生や教職員の作品を客室全室に展示するほか、敷地内の坪庭や水田などにも新作を並べる。学生のインターンシップ受け入れのほか、同社の実践に基づき活動を紹介する出張授業も計画している。
ソライで行われた締結式で、山中社長と中山学長が協定書に署名した。山中社長は「地域をデザインする上でアートの力が必要。学生が活躍する場を提供し、より地域を発展させるために一緒に活動したい」、中山学長は「ヤマガタデザインの地域を面白くする事業に共感する。人材と知的財産の交流を深め、双方のメリットにつなげたい」と語った。